広島市安佐南区民文化センターの実施報告を紹介します。
主催:広島市安佐南区民文化センター
開催日:令和6年10月20日(日)、入場者数142名
上映作品:「羅生門」<デジタル復刻版>、「雨月物語」、「座頭市物語」、「不知火檢校」
今年度の本事業では、初の試みとしてDCPによる上映を行った。これまでは、毎年35mmフィルムで上映を行っており、その際に必ずアンケートで指摘された映像や音声に対する不満が、今年はほとんど見られず、映像や音声の美しさ、聞きやすさは来場者に好評であることがわかる。しかしながら、上映するためには経費が大幅にかさむことから、毎年DCPで上映することは、予算的に困難であることが悩ましい。
アンケートの結果や受付での来場者の声をまとめると、企画に対するお褒めの言葉が多く、総じて高評価である。多くの声からも、本事業が往年の日本映画ファンの方々に大変喜ばれ、同時に地域の方々が身近に触れる機会を提供できる、大変意義のある事業であると実感している。
今年度は、昨年度以上に広報に力を入れ、地域の老人会や生涯学習の場にもこれまで以上にチラシの配布を依頼した。このような地道な活動を続けることで、事業の発展とともに地域の文化の振興に寄与したいと改めて思った。