高知県の土佐清水市立市民文化会館(くろしおホール)から実施報告が届きました。
主催:土佐清水市立市民文化会館(くろしおホール)
開催日:平成25年8月22日(木)~ 平成25年8月25日(日)
上映作品:プログラムR―本日休診 2回、駅前旅館 2回、ニッポン無責任時代 2回、喜劇・女は男のふるさとヨ 2回
またこの季節がやってきた。当館、夏の恒例行事である優秀映画観賞会の季節である。
今年は昭和喜劇の名作集としてRプログラム「本日休診」・「駅前旅館」・「ニッポン無責任時代」・「喜劇・女は男のふるさとヨ」の4本を選定させて頂いた。
4日間で集客数は233人、トータルで前年より41人多い結果となった。
毎年上映するプログラムが違うため、一概に過去の集客数と今回の集客数を比較する事はナンセンスであるが、やはり少しでも集客が増えれば担当としても嬉しいことは間違いない。
今年度はポスター、チラシデザインについても予算を多めに投入。プロのデザイナーさんに協力してもらい、間違いなく宣材としては過去最高のモノが出来たと自負している。
昨年度より宣伝地域を広げたことによる効果も少しづつ出てきたのかもしれない。
集客の話が先行してしまったが、本事業も他事業と同じく一番大切なのはお客様の感想である。
「毎回楽しみに見させて頂いています」「例年の夏の楽しみの一つです」「古き良き日本の日常や情景が見られて懐かしかった」「なつかしい名優さんたちの顔が見られて良かった」「戦後の社会を知っている私たちは胸に迫るものがありました」「昔の映画はとても面白いです」
これらの感想は自由に書く欄について踊った言葉のほんの一部である。
大概のアンケートは質問事項に○を付けたり、チェックボックスにチェックを入れたりするだけのものが多いのだが、本事業に関して言えば、感想欄への記入が多いことも大きな特徴のひとつである。それだけ本事業を楽しみにし、思い入れが強いことの表れだと前向きに解釈したい。
さて、今年度の上映プログラムについても例年と同じく担当も全作鑑賞させてもらったのだが、喜劇とはいっても、そこにあるのは決して笑いに特価したものだけでなく、今だんだんと希薄になりつつある義理や人情もしっかりと表現されているところに名作と呼ばれる所以を見たような気がした。余談であるが、ニッポン無責任時代は平成の無責任男と呼ばれる高田純次でリメイクすれば面白そうだなぁと思ったりもした。
最後に今回担当が思わずニヤリとした貴重なアンケート(20代女性)を紹介。
「観客は少ないですが、毎年楽しみにしておりますのでぜひ続けてください」少ないと言いきっているところに遠慮のない20代さが感じられて好感が持てるが、毎年本事業に参加してくれている20代っぽい人っていたかなぁ?と思ったりするのも事実。
でも前向きに捉えたら、そういう若い世代もしっかりと本事業を楽しんでいてくれているということ!
ええ、来年も必ずやりますとも!