大阪府の大阪歴史博物館(なにわ歴博)から実施報告が届きました。
主催:大阪歴史博物館、NPO法人コミュニティシネマ大阪
開催日:平成23年10月8日(土)~10月9日(日)
上映作品:プログラムQ―煙突の見える場所 1回、お早よう 1回、裸の島 1回、名もなく貧しく美しく 1回
この映画会は例年好評で、アンケートからも分かるように、好意的な感想が大部分です。今年度は、特に60~70歳以上の年配の方が多かったように思われ、かつて観た映画を再度鑑賞されるケースが多かったようです。一方で、若い方(20~30歳代)の来場はほとんどなく、映画の将来を考えると、たいへん懸念されます。
広報についてですが、実施施設でも、紙媒体やインターネット等で広報に努めております。その結果、大阪市内のみならず、大阪府吹田市・高槻市・池田市・豊中市・寝屋川市・松原市・八尾市・東大阪市・富田林市・堺市・泉佐野市、兵庫県宝塚市・神戸市、京都市など、広範囲から来場されています。しかしながら、来場者からは、この催しの開催情報が得づらいという声が聞こえてきます。映画ファンは、自分が住む地域だけでなく近隣にも鑑賞に行かれるわけですから、フィルムセンターさんの方で、例えば「関西」「四国」などのエリアごとの広報を行われてはどうでしょうか?今年も、「鑑賞の手引き」を見て、初めて他会場の上映作品を知り、”見逃した!”と残念がられた方もあったようです。ご検討のほど、よろしくお願い申し上げます。
また、私ども主催者としましては、映画情況や会場施設を取り巻く厳しい環境のなか、よい映画を多くの皆さまにご覧いただこう、映画文化を振興していこうと日々努力しております。その点を何卒ご理解いただき、今後ともご協力たまわれれば幸いです。