群馬県のベイシア文化ホールから実施報告が届きました。
主催:ベイシア文化ホール
開催日:平成25年8月21日(水)~ 平成25年8月22日(木)
上映作品:プログラムD―酔いどれ天使 1回、羅生門 1回、生きる 1回、天国と地獄 1回
懐かしの映画を安価で見ることができる事業(優秀映画鑑賞推進事業)は、今回初めて活用させていただきました。自主事業の予算財源が厳しい当館において、事業のバリエーションが膨らむ貴重な上映会となりました。
上映したのはDプログラムで、「酔いどれ天使」「羅生門」「生きる」「天国と地獄」の4作品を、1日2本立てで2日間一気に上映しました。どの作品も魅力的な作品であり、4作品全て鑑賞された方が多く見受けられました。
当初、500名収容可能な小ホールにどのくらいの入場者が見込めるのか予想がつきませんでしたが、当日を迎えてみると黒沢監督の名作を安価に楽しめることでチケット購入者も多く、地域の方々の映画に対する関心の高さを感じることができました。
来場者の平均年齢が60代と高く、年配の方が多かったですが、鑑賞後は皆さん非常に満足そうな様子がうかがえました。ただし、予想していたことではありますが、40代以下の来場者は少なかったことが残念でした。
広報活動については、実行委員会メンバーと効果的な宣伝方法について協議し、当財団の機関紙、ミニコミ誌、チラシ、ポスター掲示、各種団体への告知を広域に行い、集客面では 一定の成果を上げることができました。
優秀映画鑑賞推進事業は、民間人の意見を取り入れ名作を多くの方々に鑑賞していただこうとする意義のある事業であり、初回にしては、入場者数や費用面においても一定の効果が得られたと考えられるが、次年度以降は、より一層の費用対効果が期待できる実施方法を検討したい。