- 主催
- 独立行政法人科学技術振興機構(JST)
- 開催日
- 2014年7月29日(火)10:00~17:00
- 会場
- 東京ビッグサイト 国際会議棟 102会議室
- 参加費
- 無料
- 申込期限
- 2014年7月28日(月)
- 定員
- 100名程度 事前登録が必要です。
- 使用言語
- 英語(同時通訳無し)
- 趣旨
- 地球温暖化の一因とされるCO2排出を大幅に削減するためには、エネルギーを多量に消費する産業部門を中心に、エネルギーをより有効に利用することによりエネルギー消費量を低減することが重要です。重化学産業では第一次石油ショック以降、熱を高度に相互利用するピンチテクノロジーなどが進展し、更なる効率改善の余地はもはや限定的であると考えられています。
最近、エクセルギー(有効可能なエネルギー)の考えに基づき、エクセルギーを再生し、プロセスの効率を大幅に向上するような技術として、エクセルギー再生戦略が注目されています。先述のようなエネルギーの需要と供給のバランスをエネルギーフローで解決する手法とは異なるという点で、重化学工業などにおける革新的省エネルギー戦略として期待されています。すでに、この観点から実際に開発に至った事例もうまれており、一方、基礎研究としても各所で取り組まれています。独立行政法人科学技術振興機構においても、ALCAやその他のプログラム(CREST、SICORP、SICPなど)で、エクセルギー再生技術に基づく研究開発を推進しております。
これらの研究開発の成果を実用化するためには、様々な壁があることが明らかになりつつあります。そこで、本ワークショップでは、当該分野の産学の専門家が国内外から一堂に会し、実用化の事例、産業的な試算、科学技術動向などを基に、今後新たに取り組むべき課題と推進方策について議論し理解を深めることとします。